映画・本などの感想

アラサー事務員の感想アウトプット。

(アニメ感想)月がきれい

***映画・本・漫画のネタバレあります***



【作品名】
月がきれい

【見た日・読んだ日】
2018/12月中

【種類】 
 □本(和・洋) 出版社() / □映画(和・洋・アニメ) (吹替・字幕) (2D・3D) 制作会社()
【内容】
 [映画] □オリジナル □原作もの □漫画(未読・既読)
 [本] □漫画 □小説 □ノンフィクション □エッセイ □伝記 □社会 □実用 □他
 [アニメ] □漫画原作 ■オリジナル
[ドラマ] □オリジナル □原作もの(未読・既読)

【テーマ】
中学生の、等身大な恋物語

【キーワード】
中学生 / 恋愛 / ピュア / 川越 / 陸上 / 太宰治

【鑑賞】
 □紙本購入 □Kindle □劇場 □TV □BD/DVD ■オンデマンド □他()

【読書・鑑賞理由】
 □口コミ □シリーズ □リピート □キャスト □なんとなく ■他(amazon primeのおすすめに出てきた)

【要素】
 □泣けた □笑えた □キュンとした □考えさせられた □すっきりしない ■むずむずした

【my評価】
 ★5:語り切れない・円盤欲しい
 ★4:もう1回見たい・人に勧めたい
 ★3:お金払う価値はあり
 ★2:レンタルでいい
 ★1:見なくてもよかった

 全体     ★★★☆☆
 ストーリー  ★★★☆☆
 キャラクター ★★★☆☆ リアルな中学生
 テンポ    ★★★☆☆
 世界観    ★★★★☆
[映画・アニメ]
 演出     ★★★★☆
 音楽     ★★★☆☆
 キャスト   ★★★★☆
 映像     ★★★★☆
[漫画]
 絵      ☆☆☆☆☆
()      ☆☆☆☆☆


【(主観)この作品のポイント】
埼玉県川越市の公立中学校に通う、小説家志望で物静かな安曇小太郎と陸上部所属で緊張しいの水野茜。とくに関わり合いのないクラスメイトだった二人だが、偶然の学校外での出会いから、お互いを意識しはじめる。体育祭や学園祭など学園生活を通じて仲が深まっていく、ピュアなふたりの恋物語


【好きなセリフ、好きなシーン、気に入ったところ】
(人に小説を見せないシーンで)
「太宰は言った。人は人に影響を与えることもできず、また、人から影響を受けることもできない。」
(そのあと、茜に影響を受けて人に小説を見せることになったとき)
「人が人に影響されないなんて大嘘だと知った」


【感じたこと等】
お風呂のお供に、amazon primeビデオで見てた。「やがて君になる」や「甘々と稲妻」の視聴履歴からオススメに表示されるようになった。
第1話の最初の絵で、「これ川越の話だ!」と一瞬でわかるくらいには川越に行ってるので、知っているところが舞台でさらに見る気が出たな。

・安曇くんの太宰治大好きっぷり
なにかあるごとに「太宰は言った。」とモノローグが入りすぎ。でも、それがまた中学生らしくていい。好きなものにとことん傾倒する、むずがゆいかんじ。
あと、それを茜ちゃんに押し付けないところがいいよね。

・リアルな中学生像
学校や塾にいるときの会話より、家でケータイとおしてやりとりする量の方が多くなる相手がいるの、私もそうだったなあ。自分の頃はスマホはなくて、ガラケーだったけど。相手も彼氏じゃなくて女友達だったけど。中学時代に彼氏なんていたことなかったからこれはただの想像だけど、カップルがみんなの前で話すのはすごく恥ずかしいんだろうなあ。思えば、中学時代に同じクラスにいたカップルは、朝二人とも誰よりも早く教室に来て、二人で会話するのを楽しんでいたっけ(早く着きすぎたときに教室に入りづらかった私)。

・友達の彼氏を好きになったとき
小学生の頃、仲の良い女の子が二人いて、毎日3人でよく遊んでいたんだけど、ある日好きな人の名前を教えあったら全員同じ人が好きなことがわかって笑ったな~。とくにそれで仲悪くもならなかったし、変わらず遊んでいたけれど。でも、この「月がきれい」の千夏の場合は、知らなかったとはいえ友達の彼氏を好きになって、それをその友達に打ち明けた挙句に「私じゃだめかな?」と友達の彼氏に抱き着いて告白までして、それで振られても友達とは元のままで…って、これ作品が違えばかーなーり嫌われる女キャラだよね。正論だけで言えば、千夏は「後悔しないように」「自分の気持ちに正直な」行動をしただけだし、行動を起こす前にきちんと友達にも伝えていて、こっそり奪おうとしているわけでもないから、悪いことをしたわけではないんだけど…なかなかできることじゃない。行動力のかたまりでちょっと羨ましいわ。でも友達が茜のようなお人よしじゃなかったら…中学生って残酷だからこわいよね。その部分はリアルじゃなくてむしろよかった。

・見る目線
中学生の話となると、なんだかもう自分目線というか、親目線で見てしまう私がいて、戸惑う。たとえばカップルでホテルに行く子がいても、中学生目線なら「早熟な子もいるのか」だったけど、今は「そんなことしてはいけません!」って思ってしまう。

・安曇の両親
お父さんは息子に自分の学生時代を重ねて、やりたいことをやらせてくれるし、お母さんも口ではなんだかんだ言いつつ応援してくれるのがあたたかくてよかったな。自分も受験期に、母が夜食を作って部屋へ持ってきてくれたことを思い出した。無償の愛を注いでくれる親の存在って、本当にありがたい。最近、あんなに必死になって勉強してないな…。

公式サイトのキャラクターページ見ていて気付いたけど、安曇の友人で先生を虜にしちゃった男の子、「山科ろまん」って名前なのね。すごいな。いろいろと。