映画・本などの感想

アラサー事務員の感想アウトプット。

(アニメ感想)やがて君になる

OP美しくて作品の雰囲気があふれてて、大好き。

(1話/わたしは星に届かない)
絵も、雰囲気も、声も、漫画を読んだときのイメージそのままで感動。原作を大切にしているのを感じる。途中までLINEマンガで読んで止まっていたので、その先まで見れるのが楽しみ。

(3話/まだ大気圏/わたしを好きな人)
「センパイ。どれだけ私のこと、好きなんですか」こんなセリフ、一生に一度でいいから言ってみたいわ!選挙の話、漫画で読んだときも好きだったけど、色や音がつくとさらにいいなあ。
七海センパイがユウを好きな理由。ユウの前では「特別になろうとしなくていい」から。これ、親友さやかの立場で考えると切ないなあ。一番仲良しで、なんでも分かり合えてるし、自分が相手を支えてると思ってたのに、本当は自分の前では気張ってたんだもんなあ。

(4話/好きとキスの距離/役者じゃない)
生徒会室でチューしてはいけません!!!!!でも美しい!!!!!ありがとう!!!!!牧くん、純朴そうな顔してなかなかなご趣味。「小糸さんも、ちゃんと七海先輩のこと、好きなんだね」他の人から見ると、そう見えるんだなあ。

(5話/選択問題/続・選択問題)
「他意はなかったからね!」って必死に弁明するセンパイ可愛いw 七海センパイのことをめちゃくちゃ意識しているユウを見てると、恋愛ではないかもしれないけれど、七海センパイはユウにとっての「特別」になってるんじゃないのかしら、と思ってしまう。が、「好き」って言われたら誰だって意識はするか。「私のことが一番必要なのは、七海センパイなんだって、それはわかるから。先輩が一緒にいてって言うなら、そうしますよ」って、相手が七海センパイだからよかったけど、ダメ男に引っかかるパターンだよそれ。。。
(心臓が、選んでくれたらいいのに)というのは、七海センパイのこと、好きになれたらいいのに、ということ?


(6話/言葉は閉じ込めて/言葉で閉じ込めて) 沙弥香は燈子がみんなの前で気を張って自分を演じていることに気づいていたのか。でも、燈子自身がそれを望んでいるから止めない。それに対して「センパイのままでいてほしい」と思うユウは、自分の言葉なら聞いてくれると無意識に思い込んで七海センパイにその思いを伝えるけれど、冷たく拒絶される。
「他の人を好きにならないで」
「はい」
「わたしのことを嫌いにならないで」
「はい」
この回からどんどん七海センパイの闇が表れはじめている…。


(7話/秘密のたくさん/種火)
沙弥香の過去話。生徒会の先生まで百合なんかい。「はじめは女同士なんて」と思っていても、それを口に出して否定しなかったのは沙弥香の優しさなのかな。


(8話/交点/降り籠める) 沙弥香は「女同士なんて」という否定の言葉を口にしなかったのに、その道に引き込んだアンタが口にするのか。なぜこんな人に心惹かれてたんだろう、って後悔するね。
「佐伯センパイってもっとまじめな人かと思ってました」って、ユウはなかなかずばっと言うよね~。「友人として」「先輩として」燈子・七海センパイが好きだと言いあう二人。なんだか立場が似てきたな。

「迷惑だなんて思ってませんよ。今日だって、センパイが来てくれて助かりましたし、それに、うれしかった」
「うれしかった…? そのうれしいって どういう意味?」
これ、文字でセリフだけ見ると、ときめきイベント発生に見えるけど、七海センパイの目と声のトーンがやばすぎてこわい。「わたしのこと好きになっただなんて言わないわよね?」って言葉が、発してないのに感じ取れる。ユウは確実にセンパイに心惹かれ始めてるのにな~。


(9話/位置について/号砲は聞こえない)
体育倉庫でチューしてはいけません!!!!!


(10話/私未満/昼の星/逃げ水)
こよみの人を見抜く力すごすぎ。そして台本も面白い。


(11話/三角形の重心/導火)
「三角形の重心」というタイトルが秀逸。三人のなんともいえないバランスの三角関係をえがいた回。


(12話/気がつけば息もできない)
七海センパイの「私の嫌いなものを好きにならないで」に対する、誰にも届かないユウのセリフ
「先輩も、わたしの○○な人を悪く言わないで」

意図的に「○○」の部分が聞こえないように編集されているけれど、これって「すき」しか入らないよね?

(13話/終着駅まで/灯台)
生徒会劇の台本結末をかえることを決めたユウとこよみ。訪れた喫茶店で「センパイに会いたい、ような気がする」と自己肯定するユウが可愛いな~。対して七海センパイは、駅のホームで一人、自分の知っている姉の姿が「姉のほんの一面」であったことや、生徒会劇が終わって目標達成したあとは自分がどうすればいいのかを思いふける。なんだか危うい。そんなタイミングでユウからお出かけのお誘い。水族館デートを思いっきり楽しむふたりの笑顔が素敵。

「よくそんなに好きって言えますね。恥ずかしくないんですか」というユウの問いに、「ユウを好きっていう気持ちだけは、(姉のマネではなくて)私自身だから安心する」と答えるセンパイ。いやそりゃ矛盾してるぞ!と思ったら、センパイ本人が「矛盾してるって思う?」って。してます!とても!

劇の練習で、ユウは即興劇に自分の想いをのせたけど、センパイはまだ受け止めてくれなかったな。

帰り道、並んで座る電車。最後にユウが「そろそろ乗り換えですよ」とセンパイにささやいたのは、「姉の模倣から本当の自分に乗り換える」というのと二重に意味がかかってるような気がする。てっきり生徒会劇をやって終わるものかと思っていたら、これで最終回なのか。演出もきれいで丁寧に作られた最終回だったけど、二人の関係に決着はついていないので、続くのかな…?



amazon primeのレビュー欄だったかな?どこかに、「この作品は今までの百合もの(「マリア様がみてる」とか?)と違って、共学校を舞台にして描かれている。これは「女性だけの世界」だから女性を選ぶのではなく、「いろんな人がいる中でこの人を選ぶ」というのを大切にしたかったから、という作者さんの想いが詰まっている」と書かれていた。