映画・本などの感想

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(映画感想)Fate/stay night Heaven's FeelⅡ-lost butterfly

一章の感想はこちら

(映画感想)Fate/stay night [Heaven's Feel] - 映画・本などの感想

***映画・本・漫画のネタバレあります***



【作品名】
Fate/stay night Heaven's FeelⅡ-lost butterfly

【見た日・読んだ日】
2019/1/13

【種類】 
 □本(和・洋) 出版社() / ■映画(アニメ) (吹替・字幕) (2D・3D) 制作会社()

【内容】
 [映画] □オリジナル □原作もの □漫画(未読・既読) ■ゲーム
 
【テーマ】
運命に抗う物語。
「俺は、桜だけの正義の味方になる」

【キーワード】
第五次聖杯戦争/正義の味方とヒーロー/影の正体/バトルアクション/PG12
【鑑賞】
 □紙本購入 □Kindle ■劇場(TOHOシネマズ) □TV □BD/DVD □オンデマンド □他()

【読書・鑑賞理由】
 □口コミ ■シリーズ □リピート □キャスト □なんとなく □他()

【要素】
 □泣けた □笑えた □キュンとした ■考えさせられた □すっきりしない ■暗い

【my評価】
 ★5:語り切れない・円盤欲しい
 ★4:もう1回見たい・人に勧めたい
 ★3:お金払う価値はあり
 ★2:レンタルでいい
 ★1:見なくてもよかった

 全体     ★★★★★
 ストーリー  ★★★★★
 キャラクター ★★★★★ 慎二のこともよくわかるように描かれている
 テンポ    ★★★★★
 世界観    ★★★★★
[映画・アニメ]
 演出     ★★★★★
 音楽     ★★★★★ 音楽もすべて世界観統一されている
 キャスト   ★★★★★
 映像     ★★★★★
[漫画]
 絵      ☆☆☆☆☆
()      ☆☆☆☆☆


【(主観)この作品のポイント】
士郎が「みんなの正義の味方」ではなく「桜の正義の味方」になることを選ぶ。衛宮切嗣とは別の道を生きて、どんな桜でも受け入れる。その選択がこのルートのキーポイントなのだと思った。


【好きなセリフ、好きなシーン、辛かったシーン、気に入ったところ】
(よかった)
・「桜を利用した以上、アンタは完全に、私を敵に回したのよ」
図書室で窓割って助けに来る凛とアーチャーのシーンが一番格好良かった。バトルシーンもすごいんだけど好みの問題。それをヒーローを見つめる眼差しで見てた後、士郎と凛が今日もずっと一緒にいたっていうセリフで「え…」ってなる桜も印象的。憧れと嫉妬がごちゃまぜ。パンフレットの杉山さん(士郎の声優さん)インタビューで「アーチャーはどんな行動をするときも、凛のことを庇っていて、どれだけ紳士なんだ!と女性陣に人気の人気のシーンだった」と言っているのを見て、そういう見方もあるのねと気づいたw

バーサーカー×セイバーオルタのバトル。バーサーカー、snとUBWでは敵で恐ろしかったけど、味方だとこんなにも心強いなんて。心の中で「バーサーカーは強いんだから!」って言いながら見てた。しかし、それにすら勝るセイバーオルタにどうやって勝てばいいの。聖杯から魔力供給受けてるから終わりがないじゃない。

・「気づいてやれなくてごめんな」
 凛に嫉妬してる桜に対して。このルートの士郎、男前。言ってほしいことをわかってる。

(辛かった)
・「私、処女じゃないんですよ…?」
 あーーーーつらい!士郎を突き放そうと思いつつ、でも受け入れてくれるかもしれないと期待もして、試すようなこと言ったのかな。期待はゼロで突き放すためだけに言ったのかな。このときの表現が「よくわからないもの」に犯されてたという表現だったけど、まさか義理の兄にまでされていたとは…。慎二に魔術回路がないと知る前までは「桜は慎二に魔力供給してたのか?」と勘ぐってたけど、そんな理由もなくされていたのね。UBWの最後で桜は慎二のお見舞いに行っていたけれど、こんなことされていた兄のお見舞いになんてよく行けるな…。わたしならザマアミロってなるわ。

・桜の夢のシーンからの、ギルガメッシュ戦へのギャップ。現実に戻った瞬間に「ヒッ」てなった。なぜ飴玉をなめながら見てしまったんだろう…。

・「ああ、裏切るとも」
このシーンを見ながら、第1章の土蔵での会話「センパイになら、いいです」という桜のセリフが「センパイになら(殺されても)いいです」の意味だったのかもしれないと思って震えた。士郎が桜を本当に殺そうとしたところで、その前にライダーに殺されるだろうということはわかってるんだけど。


(その他)
・凛に士郎をとられるんじゃないかと泣くほど動揺していたのに、士郎に抱かれた途端に心の余裕ができて凛を「ねえさん」って呼べるようになるの、ほんとオンナってかんじ。リアル。


【感じたこと等】
・基本的にぜんぶ間桐のジジイのせいだなと思った。魔術師の世界では当たり前のことをしてるだけなんだろうなとは思うけど。
 桜に聖杯の欠片を入れた→扉になった。そのくせ利用するだけ利用して制御できなくなったら殺す。しかも自分じゃできないから士郎にさせようとした。
 桜に虫を入れた→よくわからないものに11年間犯され続ける桜。慎二がグレる。
 長生き→関係ない人喰ってる

・影がアサシンの味方のように動いていたのは、聖杯の欠片と虫の両方が入った桜の影響で、ある程度影は間桐のジジイに都合よく動かせていたからなのか~と思ったけど、それだと1章で影が間桐のジジイが使ってたキャスターの死骸の攻撃を邪魔したのに矛盾に感じる。で、2章のパンフレット読んだら「影の動きには純粋な反応によるものと意思によるものがある。第1章の影は凛を襲うシーン以外は反応しか見せていない。サーヴァントがいる、だから食べちゃおうと、無意識的に動いています。」と書いてあって、じゃあアサシンの気配遮断スキルの影響で影に狙われないのかな?という考えになった。影をジジイが都合よく動かせないとしても、敵を影の影響を受ける場所まで連れてきてうまいこと戦ってたんだから、利用してたのは間違いないんだけどさ。

・思ったことをバシッと言えるし(ツンデレだけど)、人を守るために魔術を使える凛。自分を押し殺してばかり、人から吸収する魔術しかできない桜。姉妹の対比が色濃い。

・魔力が足りなくなると発情しちゃうの?命の危機を感じるがゆえの生理現象で魔術師はみんなそうなの?それとも桜だけ?
・テーマ曲「I beg you」の歌詞がこわい。
・クラゲがよく出てくるね。

(本当か知らんけど旦那が教えてくれた)
・ライダーが桜を好きなのは、最終的にゴルゴーンという怪物になってしまった過去の自分と重なるから。
・士郎が夢にみたとおり、セイバールートの士郎(つまりエミヤ)は桜を殺している。


▼令呪について
https://typemoon.wiki.cre.jp/wiki/%E4%BB%A4%E5%91%AA
旦那が「令呪は丸に近い形の方が~」とうんぬんかんぬん言ってたけどwikiに書いてなかった。

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2020/08/14追記 明日HF最終章公開日なので直前に見返した。

・凛とイリヤとシロウの会話。イリヤのセリフ。「アーチャーの腕にアインツベルンの知識がある。遠坂の力でなんとかできないか。ゼルリッチのうんちゃらかんちゃらには興味はないけど、魔法使いの残した箱はきれいそう。」(うろ覚え)ぜんぜん意味がわからないけどたぶん最終章につながる言葉。

・何回見ても間桐のジジイのせいで慎二と桜がかわいそう。間桐のジジイも聖杯の泥かぶってたっけ?て思うくらいの人間。でもzeroの頃から最悪だったもんな。自分が蓄えた知識を独占し、不老不死を目指すからこうなる。正しく後継へ伝えて自分は老いとともに死ぬべきだ。しかしどうして間桐の魔術回路は慎二で途絶えてしまったんだ。お父さんが慎二に継ぐ前に死んでしまったから…?

ギルガメッシュが足を食われるシーン。前に倒れても決して地面に手をつかず、己を跪かせようとしたことに激昂するのがなんとも彼らしい。あまり出番はないのに、この演出だけで彼がどんな人物なのか描かれているのがすごい。

・やっぱり何回見てもあのセイバーオルタには誰も勝てないと思ってしまうんだけど、それでもきっと物語としては3章で勝つんだろうから、セイバーに魔力供給してる何かとのつながりを切るのだろうか。魔力が尽きないから強すぎるわけなので。つながりを切るといえばルールブレイカー。キャスターは既にいなくなってしまったので、士郎の投影魔術でつくるのかな…