映画・本などの感想

アラサー事務員の感想アウトプット。

(ドラマ感想)大恋愛~僕を忘れる君と

***映画・本・漫画のネタバレあります***
 
【作品名】大恋愛~僕を忘れる君と
 
【見た日・読んだ日】
2018/10~2018/12
 
【種類】 
 □本(和・洋) 出版社() / □映画(和・洋・アニメ) (吹替・字幕) (2D・3D) 制作会社()
   ■ドラマ
 
【内容】
 [映画] □オリジナル □原作もの □漫画(未読・既読)
 [本] □漫画 □小説 □ノンフィクション □エッセイ □伝記 □社会 □実用 □他
 [アニメ] □漫画原作 □オリジナル
   [ドラマ] ■オリジナル
 
【テーマ】
 小説家とアルツハイマー疾患の女医の、10年間の恋のはなし
 
【キーワード】
 
【鑑賞】
 □紙本購入 □Kindle □劇場 ■TV □BD/DVD □オンデマンド □他()
 
【読書・鑑賞理由】
 □口コミ □シリーズ □リピート ■キャスト □なんとなく □他()
 
【要素】
 ■泣けた □笑えた □キュンとした □考えさせられた □すっきりしない
 
【my評価】
 ★5:語り切れない・円盤欲しい
 ★4:もう1回見たい・人に勧めたい
 ★3:お金払う価値はあり
 ★2:レンタルでいい
 ★1:見なくてもよかった
 
 全体     ★★★★★
 ストーリー  ★★★★☆ こいけてっぺいの話はいらなかったのでは
 キャラクター ★★★★★
 テンポ    ★★★★☆
 世界観    ★★★★☆
[映画・アニメ]
 演出     ★★★★★ 真司のモノローグGOOD
 音楽     ★★★★☆
 キャスト   ★★★★★
 映像     ☆☆☆☆☆
[漫画]
 絵      ☆☆☆☆☆
   ()      ☆☆☆☆☆
 
【各話感想】
(第1話)
面白い!ムロツヨシの味がいい意味で出てて、かっこいいわけではないけど(ごめん)「あ、なんか好きになるのもわかるかも」と思わせるのがすごい。
今が一番幸せで最高で、これから辛い展開になっていくのがわかっていると…あああー!
 
(第2話)
「尚が病気で、喜んでる自分に驚いてる」このセリフがやさしく聞こえるからすごい。このムロツヨシは惚れるーーー(1話でかっこよくない言ったくせに)
そのあとのトダエリカの笑い方がほんとに心からの笑い方って感じで愛くるしいーーー。あのシーンアドリブだったみたいで、あの笑顔にも納得。
 
(第3話)
「幸せすぎてこわい 涙をこぼす彼女の気持ちは おれにはわかった でも 気づかないふりをした」
このドラマ、シンジのモノローグがいいなあ。
「すごく楽しいことがあると、悲しくなる」「このまま死んでしまいたくなる」自暴自棄になる尚を診察で元気づける先生。ちきしょう、さすがだ。
ラストシーン、本気で「えぇっ!?」と声が出た。ドラマ見て叫んだのなんていつぶりだろう。あまりにも辛い。抱きしめられたシンジの表情が、切ない。尚、シンジ、辛いよ…。3話でこんなに辛くて、このあとどうなっちゃうの?
 
(第4話)
シンジー!自分の無力さやライバルの有能さに、むなしく、卑屈になるのはわかる。けど、辛いと思うけど、それは言ってはいけない……それを言わないのがシンジのよさだったのに……。でも、尚は、それでもシンジが好きなんだ。好きなのに。シンジの最後の一言「別れよう」やめてー!!!!!
尚にとって「人間らしさ」を与えてくれたのがシンジだったように、侑市さんにとって「人間らしさ」を与えてくれたのは尚だったんだろうなあ。気づくのが遅かったけれど。それを思うと、侑市さんも切ない。
 
(第5話)
今週のMVP:侑市さん!次点で侑市さんのおかん!(おかん嫌いだけど)
別れた二人、九か月後の尚、生気のない姿。生きる意味が見つからず、自ら死ぬことを考えてしまう日々。表情のない尚が、本屋で見つけた「脳みそとアップルパイ」を開いて一行目を読んだ瞬間、笑顔になり、読み終わったあと、涙を流すシーンが切ない。尚に感情を与えてくれるのはシンジなんだなー。ふたりは再び出会えた「運命」と勢いで結婚したけれど、それは侑市さんのおかげなんだよね。侑市さん、脳みそとアップルパイではぼろくそに書かれてるようだけど、本物はかっこいい人だ。あとトダエリカ、ウェディングドレス姿が素敵すぎ。第1話で着てたゴージャスなのもいいけど、シンプルいいよ!シンプルシンジと幸せになって!
笑ったポイント:居酒屋店員、子供生まれてる!/居酒屋店員ペア、結婚式呼ばれてる!
 
(第6話)
こいけてっぺいキサマーーーー!!!!!許さん!!!!!そして次回予告!!!!!え、侑市さんまさかの尚ちゃんママンにらぶ!?え!?侑市ママンがさらに北澤家きらいになるな。ふう……こいけてっぺいの役がやなやつすぎてまともな感想浮かばないよ…うまいよてっぺいくん…
後々、ほかの人のツイート見て思ったけど、てっぺいくんの役(松尾)は「アルツハイマーが進行して理性がきかなくなってきている」のかな。これ、若年性だから見慣れないけど、よく見るお年寄りで認知症入ってる人ってたしかにこういう狂気感じる人いるよね……
ツイッターで「こいけてっぺいはそば蜂蜜飲ませとけ」って話題になってて笑った。リバースネタ。
 
(第7話)
アルツハイマーの症状じゃなかったー!松尾ー!こいけてっぺいー!おまえー!!!!!(胸倉掴みたいまじで)(こいけてっぺいは悪くない)
今週の木村さん「古巣が恋しくなるのは上手くいってない証拠」「愛は疲れるもの」好きだな~木村さん。
 
(第8話)
間宮家のキッチンカウンターをダイニングテーブルと併用してるのいいな。配膳も片付けも楽チン。隣に並んで食べるのも好き。ただ、テレビは見れないし、子供はできない前提の作りだよね。
話の中身は、後半サスペンスのようになってて、思っていた方向性と違う…5話がピークだったかも。松尾の狂気性は病気のせいじゃないっていうところ、実際にMCIやアルツハイマーの患者さんたちからしたら大事だよね。私も先生が病気のせいじゃない、っていうまで病気のせいなのかと思ってしまった。
 
(第9話)
予期してたのにやっぱり侑市ママと尚ママの鉢合わせ笑うw
 
(第10話)
最終話。変わってゆく自分を夫と子供に見られたくなくて、姿を消した尚。ビデオメッセージに残された「会いたい」が、もう帰り方もわからないんだなと胸が苦しかった。自分のことを忘れたお母さんから「お母さんは?」と聞かれる息子のシーンも、ショックで変な声が出た。いじらしい息子がまた、泣ける。
最後の海日、真司を思い出した尚。こらえきれない涙を流す真司の表情が絶妙。やった!よかった!息子のことも思い出したかな!とこの後の少し平和な姿を想像した瞬間に「この日以来、尚はもう二度と、僕のことを思い出すことはなかった」ってモノローグが流れてぶわっと涙が出た。
 
その他箇条書きで。
・「ずっと傍にいてもいいでしょうか」と聞く水野さんに、即答で「それには答えられない」と返す真司はかっこいいけれど、その後に「これからもよろしく」と続けるのはずるよなあ~。いやそう言うしかないんだけど、ずるいよなあ~。
・木村さんと居酒屋で飲みながら「寂しいんですよ」と涙を流す真司を見て、木村さんがいてくれて本当によかったなあと思った。
・失踪した尚を見つけた後、「僕のことを覚えていますか」と一度も言わない真司がすごい。そんなことを言ったら、覚えていない尚を傷つけ、動揺させるだけだから。だからこそ、最後に尚が小説を聞きながら真司を思い出して「迷惑かけると思うけど 宜しくおねがいします」と言ってくれたときの涙を流す真司の気持ちを思うと、切ない。
 
 
【全体感想】
ムロツヨシさんは、大泉洋枠で活躍できる俳優さんだと思った。コメディよし、ほっこりよし、恋愛よし。戸田恵梨香さんは元々好きだけど、この作品でさらに好きになった。ハツラツとした元気なときと、病気が進行してからの演じ分けがすごい。とくに、結婚式のときの大口明けた笑顔が大好き。キャストコメントで「疑似恋愛だけど、こんなにすごい恋愛をしてしまって、これ以上のものに出会えるかがわからない。わたしがいつか女優を引退したら、「大恋愛を超える作品に出会えなかったんだな」と思ってください」(細かい部分うろ覚え)と言っていて、出演者にとっても重要な作品になったんだなと感じた。
 
ストーリーは、1話の楽しい恋愛初期部分~5話いろいろ乗り越えて結婚まではすごく惹きこまれたけれど、6、7話のこいけてっぺい話は正直いらなかったのでは、と思う。そのあと子供が生まれて~10話の別れまでもとてもよかったので、本当に6,7話だけが残念。健常者とアルツハイマー患者の溝を描きたかったのかな。
 
視聴者としては「第4話で真司が「別れよう」と言わずに、そのままさくっと結婚していたら、新薬の治験もできて、厚生労働省から薬が認定されるのにも間に合っていたかなあ~」とか、「子供を産んでなかったら?」とか考えてしまうけど、そううまくいかないのが人生なんだよね。もしさくっと結婚していたら脳みそとアップルパイは誕生していないわけだし。
 
ドラマと直接は関係ないけれど、主演二人のインスタライブがすごく仲良しで面白くて、毎週の楽しみでした。