(アニメ感想)恋は雨上がりのように
***映画・本・漫画のネタバレあります***
【作品名】
【見た日・読んだ日】
2018/8/20
【種類】
□本(和・洋) 出版社() / □映画(和・洋・アニメ) (吹替・字幕) (2D・3D) 制作会社()
【内容】
[映画] □オリジナル □原作もの □漫画(未読・既読)
[本] □漫画 □小説 □ノンフィクション □エッセイ □伝記 □社会 □実用 □他
[アニメ] ■漫画原作 □オリジナル
【テーマ】
高校生の、まっすぐな、恋と友情
【キーワード】
清楚美人な女子高生 / 青春時代 / さえないおじさん / 美しい演出 / 夢を追いかける
【鑑賞】
□紙本購入 □Kindle □劇場 □TV □BD/DVD ■オンデマンド(amazonプライム) □他()
【読書・鑑賞理由】
■口コミ □シリーズ □リピート □キャスト □なんとなく □他()
【要素】
■泣けた □笑えた □キュンとした □考えさせられた □すっきりしない
【my評価】
★5:語り切れない・円盤欲しい
★4:もう1回見たい・人に勧めたい
★3:お金払う価値はあり
★2:レンタルでいい
★1:見なくてもよかった
全体 ★★★★★
ストーリー ★★★★★ 恋愛だけでなく、部活や友情にもふれる
キャラクター ★★★★★
テンポ ★★★★☆ ゆっくりだけど、それがいい
世界観 ★★★★☆
[映画・アニメ]
演出 ★★★★★
音楽 ★★★★☆
キャスト ★★★★★
映像 ★★★★★
[漫画]
絵 ☆☆☆☆☆
() ☆☆☆☆☆
【(主観)この作品のポイント】
ケガをして陸上部を辞めた女子高生、橘あきら(17)がアルバイトをしているのは、家から少し離れたファミリーレストラン「ガーデン」。そこの店長はさえないけれど優しい、子持ちバツイチの近藤正巳(45)。あきらがこの店で働くのには、理由があって…。
おじさん×高校生によくある「年齢差に年上が遠慮してたけど、結局歳は離れてたって真実の愛には変わらないから~」みたいにおじさんが手出しちゃうパターンではないところが好感がもてる。
ふたりの恋愛模様を描いたというよりは、ふたりが出会ったことでお互いに変化していく過程を描いていて、たとえ恋として成立しなくてもこの出会いに意味はあるんだと感じさせてくれる。各話に雨にちなんだサブタイトルがついているが、それを使って表現するならば、最終話「つゆのあとさき」のとおり、ふたりが出会ったときはお互いに少し陰鬱とした梅雨の時間だった。だが、ふたりが関わっていくことでお互いの梅雨が終わっていく、そんなかんじ。
ときどきドキッとするような艶めかしい演出もまじえつつ、基本は爽やかでキラキラと眩しい演出で高校生の純粋でまっすぐな気持ちを表している。
舞台が洒落たカフェなんかではなく、ファミリーレストランというのがリアルでよい。また、店長近藤のさえないし、かっこよくもないにも関わらず、あきらが好きになるのもなんとなくわかるかも、と思わせるキャラクターがすごい。
【好きなセリフ、好きなシーン、気に入ったところ】
「おれたちは大人じゃない。同級生だ」
近藤の大学時代からの友人、ちひろの一言。大人ぶる必要のない相手って、いいよね。
「?」「!」の世界一短いメールやりとり。
加瀬さんとデートに行ったときと、店長とデートに行ったときの対比。
★加瀬さんデート ★店長デート
加瀬さん今どきの靴 店長のおじさん靴
あきらのビーチサンダル あきらのヒールサンダル(気合入ってる)
カフェに誘う加瀬さん カフェに誘うあきら
カフェを出るあきら カフェを出る店長
要所での雨を使った演出。とくにラスト、バス停での雨上がりシーン、あきらと店長の「約束を果たすために頑張る覚悟を決めた気持ちの変化」をあらわしていて、美しい。
あきらに2回目の告白をされてようやく自覚したあと、デレデレするでもなくはぐらかすでもなくきちんとあきらと話をしようとする店長の「まともな大人」らしさ。
【感じたこと等】
実写映画が好評なのを知っていて気になっていたところ、amazonプライムで見つけたので見始めた。結果、1日で一気見。店長の役が大泉洋なことに納得。アニメ版も平田さんの声がぴったり。あきら役の渡部さんも澄んだ美しい声で、とてもよかった。花澤香菜さんに声似てるよね?
最後のバス停でのシーン、あきらが店長の胸にとびこんでくるまぼろしは、店長が思い描いたもの? あきらに心惹かれているのは確かだし、こうなったら嬉しいけれど、それが正解なわけではない、とわかっていての幻想なのかな。デート回で駅で解散するときのあきらの妄想(ほっぺのキス)に似てるけど、同じように店長側も思い描くようになったのか。はたまた今回もあきらの妄想だったのか。